百円ショップの材料でCardboardを自作する

cardboard

時代はVRですよVR。ということで来るべきVRの時代に対応すべく、自作できるVRヘッドセットことGoogle Cardboardを作ります。
今回はとりあえずの試作ということで、できるだけ材料費を切り詰めて作成しようと思います。100円ショップを最大限に活用しましょう。

Cardboard

Google Cardboardはgoogleが公開しているオープンソースのVRヘッドセットです。コチラから仕様書がダウンロードできます。
仕様書のページでもamazonでもいろいろなキットが販売しています。1000円を切る物も多く、手軽に試してみるには最高の素材だと思います。
今回作成して分かりましたが、材料の中で特にレンズの入手が困難なため、キットを買った方が手っ取り早いですね。

レンズ

Cardboardに要求されるレンズの仕様は外径25mm 焦点距離45mmです。これを満たすレンズが100円ショップにあるかというと、ありません。
倍率換算でおよそ7.5倍あればまぁ使えるものにはなるそうなので、近い倍率のものを購入してみることにします。

seriaで買ったミニルーペ

seriaで買ったミニルーペ

seriaでミニルーペを購入しました。2枚重ねた時の倍率がおよそ8倍と、今回求める性能に近いものです。これを二つ使用することにします。
焦点距離を求めてみようとがんばりましたが、測定方法がよくわからなかったため断念。

外れたレンズ。約30mm

外れたレンズ。約30mm

レンズ部分をグッと押すと簡単に外れました。汚れがひどいので、車の油膜落としで磨きます。

定番のキイロビン

定番のキイロビン

キイロビン等の油膜落としに使われている酸化セリウムはただの研磨剤ではなく、ガラスと化学反応を起こし表面を平滑にするそうです。

右側が研磨済み

右側が研磨済み

研磨が完了しました。
レンズを抑えていたリング状の部品がスペーサーとしてちょうどよさそうなので流用します。スペーサーをレンズで挟みこみ、側面をセロハンテープで固定します。同じものを二組用意して、レンズの準備は完了。

素材

Cardboardの素材としてgoogleが推奨しているのは、宅配ピザで使用されるような薄くて堅い段ボールです。我が家は宅配ピザの配達範囲外なので、材料も100均でそろえることにします。
段ボールは組み立てを繰り返すうちにボロボロになりそうなので、薄めのプラ段を利用することにしました。

カラーボックスの蓋として利用するためのものらしい

カラーボックスの蓋として利用するためのものらしい

作った後だからわかることですが、プラ段ではいくら薄くても厚みがあって難しいです。書類格納用の塩ビファイル等がより向いているかもしれません。

組み立て

印刷した図面

印刷した図面

googleのオフィシャルから仕様書をダウンロードし、印刷します。
プラ段に糊付けし、カッターやデザインナイフで切りだします。ここが一番面倒な行程です。3時間くらいかかりました。

切り出したパーツ

切り出したパーツ

薄くて堅い段ボールであれば差し込むだけで組み立てられるのですが、プラ段では無理でした。試作と割り切って、ガムテでがちがちに固めていきます。ヘッドセットの外側からタップできる仕組み等もあるのですが、それも面倒なため今度にしましょう。

いい加減な見た目ですが、試作なので

いい加減な見た目ですが、試作なので

ここまでできたところで、実際にVRを体験してみます。

テスト

アプリもいろいろ落としてみましたが、手軽さ・画質両面でyoutubeが充実しているように思いました。
「VR」や「360°」等で検索するとVR動画が検索されます。対応動画は再生画面右下にcardboardのアイコンが出るので、タップすることでVRの世界にようこそですよ。

手持ちのiphone 6s plusをCardboardに固定し、いざ再生。
めっちゃ酔いました。それくらいちゃんと3D・360度で動画が表示されます。素晴らしい。これはちょっと世界が開ける感じがありますね。バーチャルボーイと比較すると隔世の感がありますね。どう考えても比較対象が悪いですね。

VRの「頭を動かすと世界が動く」感覚というのはあまり味わったことがない、新しい感動です。

顔から数センチの位置にスマホを固定してさらにレンズで拡大するという仕様上、映像ソースの精細さとスマホの解像度が重要になってきます。僕のはiphone 6s plusなので十分かと思いきや、Retinaディスプレイでも不十分です。ドットが視認できてしまいます。

アプリはCGをレンダリングするようなものであればあらが目立たないのでいいですが、動画を再生するものはかなりぼやけてしまいます。youtubeのHullHD動画であれば問題なく楽しめると思います。

お勧め動画

VRでのジェットコースター動画です。最初は怖すぎて最後まで再生できませんでした。
あとゲロゲロに酔います。

こちらはスカイダイビング。やはり動きのあるものがインパクトとしては面白いですね。やっぱりゲロゲロになりますが。

動きの少ない動画で休憩を。軍艦島のVRです。いつか行きたいですね。

まとめ

VRなめてました。想像していたより数倍のクオリティがあります。自分で作ったから面白いというのもありますが、数百円の投資でこれだけの体験ができるのは素晴らしいです。

難点は二つ。一つ目はコンテンツが少ないこと。youtubeが対応してくれたおかげで数はだいぶ増えたようですが、まだまだ少ないように感じます。

もうひとつは、ヘッドセットをかぶっている姿がひどく間抜けであること。楽しんでいる姿はあまり人に見られたくないです。これは普及するに従ってい見る側の意識が変わるか、よりスマートな見た目のヘッドセットが出るのを待つしかなさそうです。

参考

以下のサイトを参考にさせていただきました。

Google CardboardとiPhoneでお手軽3D VR体験をしてみた – reliphones

Google Cardboardについて。「自作?購入?」「使えるスマホは?」「VRアプリは?」など – Mogura VR

Google Cardboardに合うレンズを100円ショップ等から探す – かきのブロマガ

費用

最終的な費用は以下の通りです。

  • ミニルーペ2個 216円
  • プラ段 108円
  • ベルクロ 108円
  • ステッチテープ 108円
  • 合計540円

キットの半額程度で試作品ができました。
ただし、市販品の方が完成度が高く、レンズもまともなものが付いてきます。
構造を把握すればクオリティが高いものができると思いますが、初めてでは無理でした。
余裕があれば素材を変えて再挑戦…するかなぁ。安い完成品を買うかもしれません。

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