FOSTEX FE103-Sol 16Ωでスピーカーを自作(材料調達・穴あけ加工編)

構想であらかたどんなものを作るかのイメージは見えてきました。材料の準備と前加工を終わらせてしまいましょう。

木材の調達

エンクロージャー1組を構成する木材は以下の通りです。

  • 側面 170mm x 640mm x 18mm 4枚
  • 前後面 134mm x 640mm x18mm 4枚
  • 上下面 134mm x 134mm x 18mm 4枚

材料はパイン集成材を使用します。近所のカインズホームでは1820x910x18のパイン集成材が5,000円を切る低価格で販売しており、我が家の定番材料となっています。同じサイズのシナベニヤなら8,000円を超えますので、非常にコストパフォーマンスが高いのが特徴です。また、集成材は木材の小片を接着したものなので木目が存在し、ニス仕上げにすると美しく仕上がります。ただ、無垢材に比べると大味なものとなりますので好みはあるでしょう。

大きなカットは全てホームセンターにお願いしてしまいます。この際、相対誤差が大きくならないようにカットの順番を注意して伝えましょう。同じサイズのものは一度にカットしてもらうのがコツです。

やむをえず自分でカットする際は、ゼットソー等の替刃式のこぎりとソーガイドを併用するのが確実です。1mm程度大きめにカットして、ヤスリで直角になるよう削りましょう。

3つの穴あけ加工

今回作成するスピーカーには3個所の開口部があります。スピーカーユニット・バスレフポート・コネクタソケットです。これらの穴あけ加工が必要になります。

今回は電動ジグソーで穴あけを行いましたが、結構大きな音が出るためアパート等の集合住宅ではお勧めしません。どうしてもやる場合は、下の階が留守な時を狙うか、大雨の時にやりましょう。また、木くずが多く舞うので電化製品等は布をかける等して保護しておいた方が良いでしょう。理想は庭でやるか、都会であればホームセンターの工作室を借りるのが無難です。

余談ですが、田舎のホームセンターに工作室は存在しません。基本的に住居は全て庭付き一戸建てであり、電動工具で発生する騒音が問題にならないため、工作室の必要がないからです。田舎に住むアパート暮らしの工作大好き人間は多少工夫する必要があります。電工リールか発電機が欲しいです。もしくはバッテリー式の電動工具一式。

ガタガタのスピーカー用穴

ガタガタのスピーカー用穴

スピーカーの穴をあけた状態です。ジグソーを初めてつかったので、穴がガタガタになっています。細かく突き詰めるとこういうのも音作りに影響するはずなので、慣れない人はおとなしく自在錐を買いましょう。
穴のサイズは、スピーカーユニットの現物を見て決めた方がよいと思われます。4つある小さな穴は、スピーカーをつけ外しするための埋め込みナットですね。鬼目ナットとか呼ばれます。スピーカーユニットは頻繁につけ外しするので、通常のネジで固定しようとすると大変な目にあいます。

コネクタの取り付け

コネクタの取り付け

こちらは背面のケーブルコネクタ。ユニットと違って頻繁に取り外すようなものでもないので、ネジ止めしてしまって構わないでしょう。

電動ジグソーはリョービのCJ-250を利用しています。ジグソーの利用方法についてはやはり定番のVIC’S DIYを参考にしましょう。

DIYをやっているものとしてVIC’S DIYはまず確認するべきサイトです。基礎から応用までほぼすべての内容が網羅されています。難点としては、VIC’S DIYさえ読み込んでしまえば他のDIYブログを読む必要が全くなくなってしまうこと。技術内容、記述の丁寧さ、豊富な写真。太刀打ちできません。以前mini shopという通販を行われていたので、半分は事業的なものもあるとは思いますが。

丸い穴をあける場合にお勧めなのが自在錐です。
電動ドリルに取り付けることで、好みのサイズの穴が開けられる優れものです。こちらも騒音がするにはしますが、ジグソーほどではないでしょう。ただしドリルにアタッチメントとして取り付ける性質上、高回転状態で吹き飛ぶ恐れがあり注意しないと大変危険です。説明書をよく読み、保護眼鏡も着用の上で作業を行いましょう。
複数のメーカーから自在錐が販売されていますが、お勧めは神沢の自由錐です。このメーカーでは自由錐と呼ぶようです。工作精度が高く2枚刃のため、通常の電動ドリルでもきれいな穴を空けることができます。
使い方も単純。穴の大きさに合わせて刃を調整したら、穴の中心にドリルをあてがって切削するだけです。木材の固い部分に切刃があたるとバタつくことがありますので、木材はしっかり固定して、回転数と押し込む力を調整しながら切り進めましょう。

バスレフポートの固定

バスレフポートには塩ビパイプを使用します。エンクロージャーとバスレフポートの固定には2液エポキシの木工パテを使用します。硬化時に収縮がなく、完全硬化後は木材よりも硬くなります。エポキシは毒性があるので、付属の手袋を必ず使うようにしましょう。

エポキシパテが木材につくと、その部分に着色用のステインが染み込まなくなってしまいます。注意しましょう。スピーカーの裏側なので神経質になる必要はありませんが。

塩ビパイプのバスレフポート

塩ビパイプのバスレフポート

こんな感じですね。完全硬化までは一週間ほどかかります。完全硬化すると木材よりも硬くなり、加工が難しくなります。整形は1-2日経ったところで行うのがよいでしょう。
塩ビパイプを使う理由は、後から延長することができるためです。バスレフポートは太さと長さで共鳴周波数が変化します。スピーカーを作成した後でも、ユニットを取り外して穴から手を突っ込んで塩ビパイプを延長すれば、増強する範囲を変えることができるわけですね。

バスレフポート外側

バスレフポート外側

外側はこんな感じになっています。あまりきれいではないですが、スピーカーの裏側なんてめったに見ない場所なので気にしないようにしています。

ここまで

というわけで、エンクロージャーの材料となる木材の準備、穴あけ加工、バスレフポートの加工が完了しました。残る工程としては、エンクロージャーの組み立て、ユニットの組み込み、音出し、研磨、塗装、グリル作成、スタンド作成……と意外とありますね。暇を見て、ちょこちょこ書き足していきたいと思います。

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