ポータブルナビをダッシュボードに固定する

現在のポータブルナビ
我が家のラパンには義父からプレゼントされたポータブルナビ(以下、PND)がついています。メーカーはDreamMaker。残念ながらあまり知らないメーカーですね。このナビ、PNDとして最低限の機能は備えていて、そこには不満はありません。値段を考えると妥当なところでしょう。しかしマウントはいただけません。吸盤で固定するよくあるやつなんですが、これが落ちまくります。過酷な車内環境に耐えられるマウントではありません。
PNDに限らず、スマホやナビのスタンド・マウントは以下の条件に耐える必要があります。
- 車体からくる強烈な振動
- 真夏には60度を超える高温
- プラスチック・ゴムには大敵の直射日光
- 真冬の外気温、氷点下10度
- 梅雨時の尋常でない湿気
DreamMakerのナビに付属しているスタンドはこの環境に基本的に耐えられませんでした。ナビが落下した場合経路が表示されないだけでなく、ペダルの下側に入り込んだ場合等は大事故につながります。実際事故が起きてからでは遅いため、ナビの取り付け方法を考えることにしました。
検討1:ネジ止め
熱や振動で吸盤が剥がれるから駄目なのであって、外れないようダッシュボードにネジ止めしてしまえば取れることはなくなります。問題点はダッシュボードにネジ穴が開くことですが、我が家のラパンは10万km走破し下取り価格は底値状態です。躊躇なく実施できます……と思っていたのですが、妻からNGが出ました。10万km走っていようともできるだけ穴はあけたくないそうです。ごもっとも。却下となりました。
検討2:エアコン吹き出し口に付ける
カー用品店によく売っている、ナビスタンドをエアコン吹き出し口に付けるパーツを買おうと思ったのですが、ラパンのエアコン吹き出し口は円形のため取り付けができませんでした。これも却下。
検討3:力こそパワー
吸盤が駄目なんじゃない、剥がれる吸盤が駄目なんだ!と思考を変え、強力な物であれば大丈夫だ、力こそパワー思考で行くことにしました。同じ吸盤での固定方法ですが、吸盤とスタンドそのものを変更する方法です。熱にも振動にも負けない吸盤なんてものは存在しませんが、それに近いものならあるはずです。そういえばミラジーノにナビをつけた際のメーカーが吸盤のマウントも売っていたような…?
リヒター スイベルマウント
というわけでリヒターのスイベルサクションマウントとアダプタを買いました。アダプタは粘着テープでダッシュボードに固定します。アダプタ上に吸盤(サクションマウント)をつけて後はスタンドの角度を調整すれば設置完了です。サクションマウントは厚めの吸盤で、トグルを起こすことで吸盤を引き上げ取れにくくします。両手で引っ張ってみましたが、垂直方向への吸着は信頼していいと思います。問題は真夏で吸盤がふにゃふにゃになった状態で振動にどれだけ耐えられるかですが、とりあえず使ってみようと思います。

吸盤の拡大図
これが普通の状態

吸着状態
サクション有効の状態。中央がへこんでます。

ナビ設置
設置した状態。振動にも強そうです。

設置したナビをちょっと引いて見た状態
正面から。見やすくなりましたね(比較画像なし)